バスソルトとバスオイル、どっちがいい? – 塩も真面目に考える

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日本の皆様、こんにちは。

今週はひとまず30度以上の日はなさそうなシドニーです。ちょっと安心ですが、森林火災は燃え続けています。友人の祖父の家のすぐ近くまで火が迫っているようなので、心配でなりません。。。伝統的な農家スタイルの家で、大きな庭に鶏や果物の木がたくさん。夏には桃やプラムをその場で食べさせていただきました。どうか燃えないでいてほしいです。

さて日本は2月に向けて一番寒い時を迎えていることと思います。以前、日本サイトで寒い冬のお手軽スキンケアとしてバスオイルベネフィットをご紹介しましたが(こちらのブログ)、その後「バスソルトはどんな効果があるの?」という質問を受けましたので、今日はバスソルトについてのお話です。

まずひとえにバスソルトといっても、そのソルトの部分に違いがあります。いわゆる食塩ですと、そのほとんどが塩化ナトリウム(NaCl 99.9%)で他のミネラルなどは皆無。これは食塩を作る際に、体に必要な他のミネラルを除去してしまったもので、安価であるがゆえに加工食品などに大量に使用されます。塩気が強いだけで味はありません。

逆に天日干しの塩や、ヒマラヤのピンクソルトなどに代表される岩塩には、私たちの体に必要なミネラルがきちんと含まれています。自然の恵みをそのまま凝縮した塩です。料理の時に使用するものをきちんと選択することで、毎日摂取できるミネラルと味に違いが出てきます。私はヒマラヤのピンクソルトとオーストラリアのシーソルトの両方を常備して、食材によって使い分けています。

それでは、最近よく聞く「エプソム・ソルト」とは一体なんでしょうか?これはソルトと名前こそ「塩」ですが、実はマグネシウム。マグネシウムは体に欠かせないミネラルの一つで、酵素の働きに深く関わっています。例えばエネルギーやタンパク質/脂質、細胞壁における物質の移動、などなど。心臓機能や免疫機能にも必須です。特にアスリートには、筋肉の収縮などにも欠かせない存在ですね。ダークチョコレート、ナッツ、豆類、種子、サンマなど油分の多い魚、アボカドなどから摂取できます。だから塩ではありません。

ではなぜこれがバスソルトとして使用されるか?

先ほど書いたマグネシウムの働きにもあるように、筋肉の機能に深く関わっており、コリによる全身疲労や筋肉痛に最適だからです。筋肉が緩むと血行も良くなり、血行が良くなると体も温まり新陳代謝が上がる。そう、体の機能は全ては繋がっています。ブログが長くなってしまうので全部は書けませんが、そんなマグネシウムを入浴で体内に取り込もうというのが、エプソムソルトのお風呂です。

Carnaのクレオパトラ・デトックス。

精油の力でデトックスを促進する、香りも良い贅沢なバスソルト。

注意点は、汗をかいてデトックスしたいからと熱めのお湯で入浴しないこと。温度が高いと体は発汗作用を促し、体内から汗を出すだけでお湯に含まれるマグネシウムを吸収する作用が働きません。また精油が入ったバスソルトの場合、温度が高いと精油の揮発も早いので、香りを長く楽しむことができません。さらに皮脂も洗い流されてしまい肌の乾燥を悪化させます。でもぬるいお湯は入った気がしない!という場合に私がオススメなのは、最初バスソルトなしで少し熱めのお湯に浸かり、ある程度温度が下がってきたらソルトを投入。すると香りも持続するし、体も発汗から吸収作用に変わるからです。

バスソルトは結構奥が深いですね!

では、結論。バスオイルは肌の乾燥対策を優先したい方に適しています。そしてバスソルト(エプソムソルト)は、体の緊張を解きほぐし、健やかな筋肉を保つ作用に優れているので、寒くて体がガチガチだったり運動で筋肉疲労気味の方に適しています。

そしてちょっと裏技。エプソムソルトは柔軟剤にも使用できます。お洗濯の際はもちろん、 洗髪のすすぎの時にエプソムソルトのお風呂のお湯(最後に綺麗なお湯ですすげば大丈夫です)を使用すると、とっても柔らかいサラサラの髪になります。

どうぞ、試してみてください。

今日も読んでくださって、ありがとうございました。

クリニカル・アロマセラピスト

Yuki